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中学・高校受験:学びネット

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大阪信愛女学院中学校・高等学校

 
  輝く瞳と豊かな心の女性を育み自らの希望進路に送り出す
カトリックの教えを基盤に、主体性を持ち、進んで国際貢献できる人材を育成する教育方針を実践し続ける大阪信愛女学院中学校・高等学校。今年度より新しくコースを整え、多様化した生徒の目標達成を、強く後押しする体制を作り上げた。新線開通で大阪市北東部や北摂地域にも通学圏を広げ、今後さらに多くの豊かな心を持つ女性を育んでいく。

校 長: 縄田 、子
住 所: 〒536-8585 大阪市城東区古市2丁目7番30号
電 話: 06-6939-4391(代)
交 通: 大阪市営地下鉄今里筋線「新森古市駅」徒歩5分、京阪線「関目駅」東へ徒歩15分、大阪市営地下鉄鶴見緑地線「今福鶴見駅」北へ徒歩15分、大阪市営地下鉄谷町線「関目高殿駅」徒歩18分
学生数: 中学校 289名
高等学校 654名 (2007.9.1現在)
ホームページ: http://www.osaka-shinai.ac.jp

 

新駅開通で通学圏を大幅拡大
女子校として、あるべき姿を保つ

大阪信愛女学院中学校・高等学校は創立して123年、カトリックの教えを礎に、歴史ある女子校として豊かな心を持つ女性を育んできた。同一敷地内に幼稚園から短期大学まで約17才の年齢差のある学生を有しており、園児や小学生は高校生や短大生を憧れをもってみつめる一方、先輩たちも小さな後輩の手本となるべく、将来、国際社会建設に進んで貢献する女性になろうと励んでいる。

昨年末、学校敷地よりわずか徒歩5分の場所に、大阪市営地下鉄今里筋線の新駅が開設した。これにより大阪北摂地域も通学可能範囲に入り、今年度は東淀川区・摂津市方面からの入学生が例年の3倍にまで増えた。従来の通学路は言うにおよばず新線でも、信愛の生徒の規律正しさは評価が高く、「礼儀正しい生徒がいると思ったら、信愛の生徒だった」という声もよく聞かれる。新入生対象の説明会やオープンキャンパスの際には素直な瞳を持った節度ある在学生が、新しい保護者や受験生を出迎える。おそらく今年も、女子校として本来あるべき姿を保った学校であると確信し、志望者増につながるのは間違いない。

「学力をつけ、希望進路への進学を実現させることが最終目標ですが、それに紛れて、日々の女性としての躾を見失うことはありません」

近江聡教頭は、全職員がその考えに同じ価値観を持って、指導にあたることが大切だと続ける。毎朝の朝礼の時間には礼拝と小テスト(中学校は読書)に加え、各教員による講話があり、身近な話題から社会問題まで教員一人ひとりが生徒の心に語りかける。話を心に止め、自らの道を歩くための指標としている生徒も少なくない。実際、何年も前の講話の時間に聞いた言葉を覚えており、今の自分を支える柱のひとつになっていると語る卒業生もいる。

さらに確実に目標達成につなぐ
新たなコース制を作成

個々の夢を現実にするために、毎日の努力を積み重ねている生徒たち。彼女らに、さらに確実に将来への道を切り開かせるため、今年度より教育内容を改革、目標に合わせたコースを設定し、万全のサポート体制を作り上げている。

中学校では、6年を3ステップに分け、最初の4年間である中学1年から高校1年までの2ステップ時期を、生徒の目標別の2コースに分けて指導が行われる。

トップランナーコースは国公立大学を目指す生徒のためのコース。先取り授業で早期に高校過程の内容を勉強、現役での難関国公立大合格という目標達成にチャレンジするコースである。ドリームチャレンジコースは、高い目標を実現するための基礎学力の定着と先取り授業の展開で、揺らぎの無い実力を身につけるコースだ。この2コースは目標や実力に合わせて、毎年度転コーステストを実施しており、希望すれば条件次第で変更が可能となる。

一方、高校からの入学生は、一年次、国公立大学を目指して、高レベルの授業をハイスピードで進める特進コースと、難関私立大学を目指して、きめ細やかな補習を行う進学コースに分かれて基礎学力を養成する。

内部進学生と高校からの入学生が同じコース名になるのは高校2年から。

国公立特進コースでは、国公立(文系・理系)大学を、難関私立特進コースでは、難関私立(文系・理系)大学進学を目指す。また、併設の大阪信愛女学院短期大学を筆頭に、各大学・短期大学や看護・医療系専門学校進学を目指し、基本となる5教科以外に芸術や体育などの選択授業で万全の体制を取る総合進学コースも設定され、充実したカリキュラムで各々の志望校受験に向かう。指定校推薦大学も多く、関関同立や産近甲龍といった難関〜中堅大学や、神戸薬科大、関西医科大学付属専門学校などの理科系の校名も並んでいる。

「以前なら、成績上位の生徒は、そのほとんどが関関同立以上の難関大学の文系を受験していましたが、今は理系を選択する学生も増えています。希望職種は1位は保育士、2位は薬剤師、3位は看護士が人気で、卒業後にすぐ希望職種の就けるよう、在学中に資格を得られる大学を選択して、受験する生徒が多いですね。毎年、生徒のこういった希望は多様化していくので、どのような志望分野にも応えられるよう、教員一丸となって、フォローを続けていきます」

松本卓也入試対策部部長の話すように、関関同立の入学実績数は前年度比較で下がってはいるが、実のところ、薬学部を受験した生徒全員が合格するなど、生徒たちは指導の甲斐あって実力を伸ばしている。

進路ノート作成やアンケートで
より良い指導方法を導入

大阪信愛女学院のモットーは、中学校の教育目標にもあるように、生徒一人ひとりが主体性を確立し、それぞれの可能性を最大限に伸ばして自己形成を図ること。この主体性の確立のための指導の一つとして、高校の3年間を通じて『進路ノート』を作成している。

ノートには定期考査や全国模試の結果、学習の進度や習熟度、同じ目標を持つクラスメイトの中で自分が今どのレベルにいるかといった、進学に欠かせない内容を記していく。これを作成することで、自らを振り返り、合格へのモチベーションを高めていくだけでなく、保護者や担当指導教員も生徒の実情を把握、弱点克服や家庭学習の進め方など、懇談で決めるべき問題点の克服のベースとすることができるのだ。

また、校内での要望や意見を受け止め、様々に改善を行っていくためのアンケートも随時実施している。現在、高校で行われている朝礼時の小テストは、アンケートの結果、家庭学習の時間が短い生徒が多数いることが分かったため導入されたものだ。朝のテストは前日の家での復習が必須になり、ひいては家庭学習の習慣付けとなる。

一方、授業内容の評価も導入して2年目を迎える。生徒による4段階の評価を点数化して各担当教員に伝え、その結果を反映し、次年度の各教員の自己目標や自己点検を実践していくというもので、カリキュラムや授業内容はさらに錬成されていく。
勉強のため夕方まで学校に残る生徒も多く、クラブに勉強にと、それぞれが放課後にも校内で活発に活動している。

こうして信愛で育成された生徒たちは、それぞれが夢に見た社会で活躍している。卒業生を招いての講演会も行われ、夢を叶えた先輩に続けと、目を輝かせて話に聞き入る姿が見られるそうだ。

 
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