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中学・高校受験:学びネット

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大成中学校・高等学校

 
  2014年留学コースを新設し
さらなる質の向上を目指す
益々躍進する大成に話題集中
毎年新たなチャレンジを繰り返し、地域の保護者の根強い支持を得てきた大成中学校・高等学校。昨年は高校設立25周年の節目を迎えると同時に、柔道部卒業生がロンドンオリンピックに初出場、関係者を沸かせた。今回の取材では2014年度に新たに設置される「英語留学コース」について、担当部長が熱く語ってくれた。留学を強みに、さらなる難関大学入学への挑戦を目指すとともに、生徒募集拡大のための起爆剤とする。常に進化し続ける大成に業界の注目が集まる。

校 長: 足立 誠
住 所: 〒491-0814 愛知県一宮市千秋町小山字大福田1878−2
電 話: 0586-81-1118(中学校)
0586-77-9900(高等学校)
交 通: 名鉄犬山線「岩倉」駅より名鉄バス「元小山」停留所徒歩5分/名鉄本線「名鉄一宮」駅より名鉄バス「羽根」停留所徒歩5分/岩倉駅、一宮駅よりスクールバス運行(中1〜中3のみ)
学生数: 中学校 271名
高等学校 443名 (2013.9.1現在)
ホームページ: http://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/junior/(中学校)
http://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/high/(高等学校)

 

高校1年生
8月からのカナダ留学
語学と文化を体感する

 2014年から新たにスタートする英語留学コースには、3つの特徴がある。@1年間留学しても3年で卒業することができ、難関大学入学を目指す。A留学先はカナダのカルガリー。言語はもちろん北米に近い地域で文化も学ぶ。比較的安全で教育環境も充実。B20人の留学生を2人程度でカナダの公立学区の高校に分け、日本語に触れない環境に置く。グローバルな日本人を育てたいという意図のもと、生徒たちは考え抜かれた環境の中で、着実に語学を学んでいく。

 「コースを立ち上げるに当たって、英語科の先生や英語圏に生徒を引率した実績のある先生方に集まっていただきました。一つのコースを立ち上げることによって、学校全体が全員、直接にしろ間接にしろ、同じ方向性を向いて活気付いているということが嬉しいですね」と、足立誠校長。

 カナダの教育の特色として、英語を母国語としない子どもたちのための授業、ESLがある。もともとカナダは移民の多い国。普通の公立学校の中、少人数でそれぞれのレベルに適したクラスで授業が受けられるようになっている。生徒たちはあらゆる国々の留学生たちとともに、ESLの授業で一緒に学びながら現地の授業に慣れていく。

 課外活動も充実。カナダでスポーツをする場合、学校以外のクラブチームに入る場合がほとんどだが、カルガリーは日本の学校と同じように、学校にバスケやオーケストラ、ダンスなどのチームを持っていることが多い。希望があれば授業終了後、そのまま学校の中でクラブ活動に参加できるという。

 高校1年の8月から高校2年の7月までという期間は本校ならではだ。早い時期に留学し、しっかり1年間勉強したうえで、帰国してからも大学進学の準備に余裕がある。推薦も一般も準備し、初年度はまず20名の募集からスタートする予定だ。

 「本校では留学コースがなくても、中高一貫の生徒をメインに留学を行ってきました。今までにもカナダに延べ30人ほど行っていますし、中学でのニュージーランド研修もあります。そういった従来の実績や積み重ねてきた十分なデータをもとに、満を持しての留学コースの設立となりました」(足立校長)

 就学支援金が定着し、もともと公立志向が強い愛知では、私学が苦戦を強いられているが、本校では高校はもちろん、中学入試の説明会でも留学コースに強い関心を持つ保護者が多いという。生徒募集拡大の起爆剤となりそうだ。

各コースともに
きめ細かな対策で
習熟度の底あげを推進中

 昨年、足立校長に「プラウディアコース」と命名された普通進学コースは、昨年の実績において、筑波、慶応義塾など難関大学合格者を例年通り生み出し、地道に実績を上げている。大成の伝統を継承し、誇りをもって理想を追求するという意味が込められたコース名「プラウディア」。入学時には勉強に自信のない生徒も多いため、まず、自信を持たせることから始まる。それが以前、男子校だった頃の大成のあり方であったという。「それを体現できるコースであるため、教師もそれを踏まえて、誇りを持って挑んでいます」(プラウディア部長・田村教頭)。

 ラトナディアコースでは、今年度より新たに「大成学力標準テスト」を始める。これは大成独自のテストを実施して、基礎学力の向上を図るもの。基準をクリアするまで繰り返し行い、生徒の学力状況を把握し、一人ひとりの指導に役立てていく。また、放課後の自主学習では今年から毎日英語と数学それぞれプリントを配り、それをやり遂げるということも実践中だ。

 「本校では、例えばセンターで点数が取れない生徒に、センターを課さない国公立への推薦も行っています。生徒と一緒に志望理由を考え、面接の練習をする。夜の20時頃まで特訓することも。その中で、生徒の成長を見るたびに大きな喜びがあります。教頭先生も面接の練習に参加しますし、受かれば校長に報告に行き、皆で喜ぶ。とてもアットホームです」(ラトナディア部長・可児先生)。

 国公立進学率トップを誇るステューディアコースでは、さらに学習効率と生徒の意欲を高めるべく、中学2年生から習熟度別クラス編成を行った。理解が進んでいる生徒を集めるトップクラスをひとつ作り、あとの2クラスは人数を少なめにして均等割りとした。クラス内で切磋琢磨し、ともに高めあっていくという雰囲気を強くするのが狙いだという。また、生徒が自分自身で考え、判断し、行動できるようになるため、「学年の時間」を設ける。最終的には「社会で活躍する自分」を着地点にテーマを決めて考えさせるという。

 「クラス編成の際、習熟度にあわせて作ると、どうしても高みを目指す意識の出にくいクラスがありました。どちらのクラスに所属していても、成長していく環境を作りたかった。また、きちんとした考え方や生活習慣がなければ、勉強も成り立たないというところに立ち返り、さまざまなことを考える時間を定期的に設けたいと思い、今年から始めています」(中学部長・大岡先生)

 現在、新学期に向けて校舎を改築中。また、女子トイレを美しく一新した。常に生徒たちの勉強しやすい環境を作ることに余念がない。卒業生たちが頻繁に訪ねてきてくれるのが嬉しい、と先生方。大成チルドレンは世界に羽ばたきつつある。

 
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