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中学・高校受験:学びネット

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静岡サレジオ中学校・高等学校

 
  「日本一上智に行ける学校」だけではない
医学部や多方面への進学も保証
上智大学と教育提携を締結し、特別推薦制度として1学年80人に対し30名という破格の推薦枠を持つ静岡サレジオ中学校・高等学校。「日本一上智大学に行ける学校」として注目を集めているが、同校の強みはそれだけではない。2012年の大学合格実績では、医学部に10人という静岡屈指の実績を上げた。さらに120大学240学部の指定校枠を持ち、上智、医学部以外への進路を希望する生徒にも柔軟に対応。一人のドロップアウトも出さない、すべての生徒に「進路保証」ができるのが、本当のサレジオの底力だ。

校 長: 末吉 弘治
住 所: 〒424-8624 静岡県静岡市清水区中之郷3-2-1
電 話: 054-345-2296
交 通: JR東海道本線「草薙」駅下車徒歩1分、静岡鉄道「草薙」駅、「県立美術館前」駅下車徒歩7分、静鉄バス国道1号線
学生数: 中学校 155名
高等学校 397名 (2012.11.1現在)
ホームページ: http://www.ssalesio.ac.jp/hiju/

 

どんな生徒も
ドロップアウトさせない

 2012年度に、上智大学への特別推薦枠30名が適用される第一期生(中学1年生)を募集する同校。国際社会で必要な英語能力と、世界中の人たちと働くため、キリスト教ヒューマニズムに基づく差別観のない精神ベースの育成を教育目標に掲げている。

 中高一貫生は1学年80人。つまり、一定の学力をクリアすれば、40%近くの生徒が上智大学に進学することができる。まさに「日本一上智大学に行ける」といえるだろう。

 この教育提携がクローズアップされ、横浜や浜松、名古屋からも通学希望の問い合わせがある同校だが、「本校は1つの姿しかない学校ではありません。すべての生徒に進路を保証できるのが本当の強みです」と、静岡サレジオ中学校・高等学校の末吉弘治校長は言葉に力を込める。

 中3の段階で上智大学進学を目指す「ソフィアコース」、医学部等難関大学志望の「EXEコース」、120大学240学部の指定校枠を持つ「フロンティアコース」に分かれる。しかも、各コース20〜30人と徹底した少人数制をとっている。

 「本校では上智大学だけでなく、医学部に進学したい生徒にも対応するカリキュラムも充実させています。また上智や医学部以外の進路を希望する生徒にも、指定校推薦枠が多数あり、必ず自己実現できるようにしています。一人のドロップアウトも出さない。これが当初からの本校の方針です」

 そのため、数人しか取らない科目でも、大学受験に必要であれば授業を行うことがある。生徒の希望に沿って、複雑な科目選択にも丁寧に対応しているのだ。

 こうした教育方針の下、2008年からスタートした中高一貫生は著しい学力の伸びを見せている。2期生にあたる23年度大学合格実績は、浜松医科大学医学部に2人現役合格。聖マリアンナ、順天堂など他大学も合わせると医学部へは10人が合格した。さらに国公立へは17人と高い実績を上げている。

 この結果を受け、フロンティアコースにも指定校枠が増加。関西学院大学からも8名の推薦枠を確保するなど、同校への信頼が高まっている。

 生徒全員の「進学保証」を掲げている同校だが、入学さえすればスムーズに進学できるわけではない。

 「進路保証といっても、努力は必要です。入学を希望する生徒はそれなりの覚悟をして来てほしい」と末吉校長は話す。

 「学校生活の中で一生懸命頑張れば、さまざまな道が拓けます。我々は生徒が目標をもって勉強できるようにバックアップします」

英語の授業5時間
小学5年から入学も

 附属の小学校を擁し、小学校からの入学者には小・中・高の12年間を4−4−4の3つのステージに分ける「サレジオステージ制」を導入している同校。コース名は小1〜4までは「プライマリー」、小5〜中2までが「ミドル」、中3〜高3までが「カレッジ」で、小学校から高レベルの英語教育が展開されている。

 特に、上智大学への推薦には、同大学が日本英語検定協会と共同開発する英語テスト「TEAP」で一定以上の点数を取ることが条件になっている。これは高度な英語運用能力の基礎を測るための試験で、この試験に対応できる力をつけるため、さまざまな英語教育カリキュラムを用意している。

 「充実した英語教育を小学時代から受けさせたいと考えるなら、中学からの入学以外に、ミドルステージが始まる小5から入学ということも考慮に加えていただきたい」と末吉校長。

 同校では、小5から週5時間英語の時間を確保。小6で全員がオーストラリアにホームステイするのに備え、小5からステイ先の実在する学校名や先生の名前が出てくるオリジナルテキスト「サレジオメイト」を使った授業を2時間行っている。

 他にも中1レベルの英語の文法、ネイティブの教員によるヒアリングも各1時間ずつ実施。文法を指導するのは高校でも教鞭をとっている教師で、大学受験を見据えての密度の濃い授業を展開する。

 ユニークなのは「歌って踊って英語を学ぶ」時間も設けていることだ。

 「東南アジアに行くと、子どもたちは歌や踊りで歓迎してくれます。世界中のあらゆる人たちと交流したいと考えたとき、歌やダンスで自己表現できたり、コミュニケーションできることは大切になるでしょう」と末吉校長。

 曲は音楽科の教師がつくったオリジナル。英語の長いフレーズも音楽に乗せ、体を動かしながら歌ううちに、頭で考えなくても自然と口から出てくるようになるという。

 さらに中2の12月から中3の12月の1年間、ニュージーランドに語学留学(希望者から選抜)することも可能だ。学校間での単位の互換性があり、休学扱いとならず、帰国後は当該学年に戻ることができる。英検3級または準2級相当を持って留学に臨むことを目標とし、「留学後には、準1級に挑戦できるほどの力をつけて帰ってきます」と末吉校長は語る。

 上智大学も同校の教育方針に積極的に協力し、同大学の教授による英語の授業は生徒だけでなく教員も対象。上智メソッドを伝授するための研修も行われている。

※静岡サレジオでは全国の塾と特別提携などの制度も検討中だ。同校に興味のある方はぜひお問い合わせいただきたい。説明に伺うことも可能。

 
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