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浜松聖星高等学校

 
  共学化・校名変更から3年目
ICT教育を核に、個々の創造性を引き出し
世界レベルで活躍できる人材育成を強化

 2017年4月に男女共学化とともに校名変更を果たし、3年目を迎えた浜松聖星高等学校。母体は1956年に設立された県西部唯一のカトリック・ミッションスクール「浜松海の星高等学校」という伝統校だ。設立以来、校訓の「真理を学び愛に生きよ」、教育目標の「隣人愛の実践により世界に貢献する人間を育てる」という目標を達成するために、日々の学校生活の土台となる良い校風を築いていくための努力を重ねている。今後どのような校風を築き、どのような生徒を育て、どのような方面に卒業生を送り出していくのか、このような課題にしっかりと答えを出すべく新しいステージに立っている。

理事長: 北脇 保之
校 長: 重信 明利
住 所: 〒432-8018
静岡県浜松市中区蜆塚3丁目14番1号
電 話: 053-454-5376
交 通: 遠鉄バス JR浜松駅バスターミナルより
鶴見富塚循環(広沢・医療センター)
「浜松聖星高校」下車または
遠州浜冨塚線(蜆塚・佐鳴台)
「蜆塚遺跡前」下車
生徒数: 633名
URL: https://hamamatsu-seisei.jp

 

 

AIではできない『貢献』ができる
価値ある人材の育成を目指して

重信 明利 校長

 本年度の浜松聖星高等学校は212名の新入生を迎え、共学校となってからの生徒が全学年そろった。入学者は共学化初年度が242名、2年目が191名、そして今年度に続いており、男子生徒は全体の3割弱を占める。校内には大勢の生徒のエネルギーが溢れ、男子生徒も女子生徒ものびのびと過ごしている。

 「これからの社会は、ICTの発達やグローバル化、人口変動、気候変動などにより、どのようになっていくか予測が困難です。しかし、人間が幸福に生きられる社会を求める気持ちはだれも同じはずです。浜松聖星高校は新しい社会の揺籃(ゆりかご)になることを目指します」と理事長の北脇保之先生は話す。

 本年度は、同校の教育の2大柱である「心の教育」と「国際教養教育」を基盤に、社会に求められるニーズに鑑み、より深めていく取り組みが始まっている。もともと女子校であった時代から「英語の海の星」と評されており、それまで同校は特に語学教育に力を入れてきた。校名が浜松聖星高等学校となり、共学校となった現在も「世界に貢献する人間の育成」を教育の目標としており、引き続きCALLシステム(語学学習支援システム)やエンパワーメントプログラム、海外留学プログラムなどを駆使して徹底した語学教育、国際教養教育を行っている。

 「これからのことを考えれば、ICTが急速に発達している現在、あるいはAIが社会を席巻するであろう未来に、単に『英語が話せる』だけのスキルでは海外を舞台に活躍することが難しくなっていくことは明らかです。問題はこれからこのICTやAIをどのように活用して世界に『貢献』するかです」と校長の重信明利先生は話す。

高大接続改革を見据えICT教育を推進
個々の"やる気"を徹底サポート

北脇 保之 理事長

 同校では、従来からペーパーテストだけで学力を測るのではなく、表現力や理解力を含めた総合力こそが「真の学力」であるという方針のもと、長年にわたって培ってきた総合力重視の教育ノウハウが誇りである。特にAO入試や推薦入試においては、実績を積み重ねている。これらの強みに加え、本年度はICT教育の推進を今まで以上に活発化させている。

 電子黒板やタブレット端末の利用に加え、パソコンを使ってゲーム感覚で学ぶことのできる音声付アニメーション教材を導入。国語の授業内での実施・活用に加え、英語と数学の授業の予習復習や英検・数検等の資格取得対策などの実践的なプログラムにより生徒の"やる気"をサポートしている。さらに、学習支援システム「Classi」を利用し、学習ドリルや動画の配信のほか、学校生活や学習状況、成績記録機能を通じて、生徒一人ひとりの「進路実現のためのポートフォリオ(学びのアルバム)形成」を促進。これらの情報をもとに、面談等でのアドバイスや新しい入試制度に対応した学習指導や進路指導の実現を可能にしている。

 来年度の新1年生からは、1人に1台の「Chrome book」環境を実現。対話的で深い学びを中心に、キーボードを使った授業やCBT(コンピューターを使った試験)への対策やプログラミング的思考の授業などをさらに推し進める予定だ。

自己や他者の尊厳に気づかせる
多文化交流プロジェクト始動

 「国際教養教育」においては、同校の建学の精神の根幹を支えるキリスト教的世界観に基づく"異なる価値観や文化を尊重し、互いに認め合う心"を具現化する活動として『多文化交流プロジェクト』を実施中だ。同校の地元浜松は「ものづくりの街」としてこれまで自動車産業、繊維産業、楽器産業、さらにはテレビをはじめとするエレクトロニクスの分野で世界に貢献してきているという歴史を持っている。あわせて、外国人がたくさん住んでいる地域でもあり、同校にも外国にルーツを持つ生徒がいる。

 こうした背景から、今年度は、外国にルーツを持つ生徒を中心に、『カトリック浜松協会』において、外国にルーツを持つ小・中生の学習支援(宿題をお手伝いするなど)のボランティア活動を週に1回行っている。さらに、1週間に1回、浜松在住の日系ペルー人の方によるスペイン語講座を開講。海外に行かなくても多文化の中で生きることを余儀なくされている現代、英語だけではなく、多様な言語にふれ、グローバル化の中で自己のアイデンティティを育て、多文化共生の世界で生き、働く能力を身につけることが狙いである。

 「ものづくりの源泉である創造性はこの地域の人々の遺伝子に組み込まれているものと思います。これからは創造性という因子をさらに豊かな才能に引き上げ、それが世界で輝くものになるよう導いていく教育機関が必要となってきます。そのような中で浜松聖星高等学校はいわゆるグローバル人材の育成から、さらに自らの内なる創造性を引き出し、それを世界レベルで発揮することができる人材の育成、AIでは実現できない『貢献』ができる、愛ある人間の育成を目指したいと考えています」と北脇理事長。

 共学化・校名変更から、順調に定員を上回る入学者を実現。来年度は、共学化・校名変更による第1期生の卒業生を送り出す同校。「理工系や医学部、薬学部などで実績を出せたらいいですね。国境なき医師団などで活躍できる生徒を輩出したいですね」と重信校長先生は語ってくれた。

 
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