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中学・高校受験:学びネット

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静岡学園中学校・高等学校

 
  最先端のAI研究者が語る「AIがヒトを超える日」
人間性、知性、志の土台を培う、開校記念講演
 「その伸び方が、静学。」をスローガンに、真のエリート・リーダーを育成する教育を目指している静岡学園中学校・高等学校。毎年著名な研究者などを招き、開校記念講演を行なっている。今回のテーは「AIがヒトを超える日」。静岡市出身の池田和司奈良先端科学技術大学院大学教授を迎え、AIとヒトの未来について語っていただいた。 記念講演のリポートとともに、この春静岡学園としては10年ぶりとなる東京大学現役合格を果たした赤塚俊輔さんにインタビュー。シズガクでの思い出や驚きの勉強法を聞いた。

校 長: 鈴木 啓之
住 所: 〒420-0833 静岡県静岡市葵区東鷹匠町25
電 話: 054-200-0191
交 通: JJR「静岡」駅から徒歩20分、または、
しずてつジャストライン「静岡駅―横内町
静岡学園入口」6分乗車、バス停から徒歩4分、
静岡鉄道「音羽町」駅から徒歩8分
生徒数: 262名(中学校)
1,041名(高等学校)
URL: http://www.shizugaku.ed.jp

 

 

AI(人工知能)が人間を支配する日は来る?

 静岡学園中学校・高等学校の開校記念講演が5月24日、静岡市民文化会館で開催された。講師はAI(人工知能)の学習理論などを研究している奈良先端科学技術大学院大学の数理情報学研究室の池田和司教授。

 池田教授は静岡市の出身で、静岡県立清水東高校の理数科を経て、東京大学工学部を卒業。東大大学院で博士号を取得した後、金沢大学と京都大学で研究を続け、2008年に奈良先端科学技術大学院大学の教授に就任した。池田教授が清水東高校時代に数学を教わっていたのが、静岡学園前校長の石田邦明先生という縁で、今回の講演が実現した。

 講演のテーマはまさに今、注目されている話題「AIがヒトを超える日」。自動的に部屋を移動して掃除をするロボットや自動運転の自動車など、AIを使った家電やロボットが身近な存在になりつつある。しかし、生活が便利になる一方で、AIが人間の知能を超えてしまう日が来ると言われ、不安な気持ちを抱いている人も多い。2045年にシンギュラリティ(特異点)に達すれば、AIに人間が支配されてしまう。そんなイメージが先行している。

 池田教授は「限られた分野においては、AIは能力を発揮できますが、まだ脆弱な部分も多く、人間の持つトータルな力を真似することはできません」と解説。人間がサポートするからこそ、AIは力を発揮できるのだと言う。

 鈴木啓之校長が印象深かったのは「情報操作」の話だ。今は外国語がわからなくてもスマホをかざすだけで、自動翻訳アプリが日本語に訳してくれる。しかし、それをすべて信頼してしまうのは危ういと池田教授。なぜならその翻訳はビッグデータを集積したAIが判断したものであり、オリジナルのデータではないからだ。同じようにニュースもマスコミの都合の良く翻訳されたり、強調されたりすることがある。池田教授は元の情報はどう発信されたのか、濁りのない目で物事をみることの大切さを教えてくれた、と語った。

心に残ったことを改めて振り返ってほしい

鈴木 啓之 校長

 今回で53回目を迎える開校記念講演。鈴木校長は「様々な分野の最先端で活躍する一流の方の講演を聞くことは、生徒にとって非常に意味のあることだと考えています」と話す。

 「今回の池田先生のお話は理系の生徒やAIに関心のある生徒には、とても興味深かったと思います。難しい専門用語もありましたが、全部理解できなくてもどこか印象に残った部分を大切にしてほしいと思っています。それが将来進みたい道を決める時にカギになることもあります。生徒には今日、何が心に残ったか改めて考えてほしいと伝えました」と鈴木校長。

 「本校では『真のエリート・リーダーの育成』を教育目標にしていますが、そのベースとなる人間性、知性、志の土台を培う教育をしています。この記念講演によって、講師の方の人生観や研究への高い志を知ることで、生徒は大いに刺激を受けるでしょう。10年、20年後に活躍できる人材を育てるという意味で、この講演会は大きな役割を果たしていると思っています」と語った。

サッカーと両立して東大へ家で勉強しない驚きの学習法

赤塚俊輔さん(東京大学駒場キャンパスにて)

 静岡学園としては10年ぶりの東大現役合格者で、サッカー部からは初めてという快挙を遂げた赤塚俊輔さん。理科T類に進学した赤塚さんに、当時の勉強法を聞いてみた。

 「正直に言うと、部活が終わって家に帰ってからは、勉強はほとんどしていませんでした。家ではゲームがしたかったので、勉強をするのは学校と決め、宿題は休み時間に終わらせていました。自分はサボりたいタイプなので、どうやったら効率よく勉強できるかを常に考えていました」

 赤塚さんは神奈川県川崎市で育ち、小1からサッカーを始めた。両親の勧めでサッカーの強豪校である静岡学園に入学。母親と一緒に静岡へ引っ越すことになったが、不安はなかった。「知らない土地に行くのが楽しみでした。入学後は毎日サッカーができることが新鮮でとても楽しかったです」と赤塚さん。

 得意科目は物理と数学。高校から寮に入って、サッカーと勉強を両立させた。東大を意識したのは高2の夏のオープンキャンパスの時。このまま順調に学力が伸びれば手が届くという感触があり、高3時に志望大学を東大に決めた。

 高3になると受験に備えてサッカー部をやめ、寮を出た。川崎の自宅から新幹線で毎日登校することになった赤塚さん。「朝5時半に起きて、新横浜から静岡まで新幹線で通っていました。時間はかかりましたが、新幹線の中では英単語の暗記ができました。机に座って覚えるより効率がよかったです」。

 文武両道を貫き、自分に合った勉強法で合格を勝ち取った赤塚さん。静岡学園への思いを聞いた。「静岡学園に進学してよかったと思っています。勉強だけでなく、部活に打ち込んでいる生徒や、色々なことに頑張っている生徒がたくさんいました。同級生と一緒に図書室で勉強したのも良い思い出です」

 最後に後輩にはぜひ東大を目指してほしいと、メッセージをもらった。

 「今、東大に静学出身者は自分しかいません。同級生には先輩や同期生がいて、うらやましいなと思うことがあります。東大に静学出身者が増えていったら嬉しいですね。ただ東大に入るためには、言われたことだけをやっていては厳しいです。自分でどうしたら合格するか考えてみてください」

 
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