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中学・高校受験:学びネット

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日本大学三島中学校

 
  生徒自身が生み出した自主的な学びのカタチ
人間力と発信力が学校の歴史をつくる
日本大学国際関係学部・短期大学部・高等学校が揃うキャンパス内にある日本大学三島中学校(静岡県三島市)。3学年6クラスの生徒たちは部活・行事のほか、テスト前学習やときには給食も共にする密な関係は人間力を磨く。きめ細かく個の表現を見守る少人数制の授業、自主的な学びの場を生徒自身が創る「勉強会」をリポートする。

住 所: 〒411-0033 静岡県三島市文教町2丁目31番145号
電 話: 055-988-3500
ホームページ: http://www.mishima.nihon-u.ed.jp/

 

 広大なキャンパスに最新鋭の教育設備、本格的なスポーツ施設を備える日本大学三島高等学校・中学校。県外からの通学生も少なくない。温かい給食の提供は、そうした生徒・家庭への配慮でもある。

 午後の中2「英会話」の授業は、1クラスを2分割した少人数制。3人が常勤するネイティブ講師のひとり、シャノン・マクミラン先生と、英語科の都築眞亜子先生のチーム・ティーチングだ。この日の課題は「週末の過ごし方」。have toを使い、オリジナルの会話文を作るペアワークだ。発表のポイントは大きな声とアイコンタクト、というシャノン先生と生徒との自然なやり取りは、まさに「生きた英会話」。

 English Dayの金曜日は、職員室内では生徒も教員も英語で会話する。「生の英語で交流する機会が多いことが日大三島の良さ」と生徒も胸を張る。

 「大事なのは自分の想いを相手に伝えようとする意欲ある姿勢。『発信力』は学校全体のキーワードです」と都築先生。

 続く中1の数学では、「おぉっと何が起こった? なぜこの答えになるんだ?」。生徒が黒板に書いた計算式を前に、渡辺要先生は真剣に悩み始める。すると生徒も計算式を見つめ、一緒に計算ミスの原因を探し始める。

 「ミスの原因がわかれば、皆が納得するし怖くない。その気づきを表現し合うことを大事にしています」と渡辺先生。

 教科書『体系数学』を使う授業のスピードは速い。でも、生徒たちの印象は真逆だ。「速いとも難しいとも思いません。先生の解説は丁寧だし、すごく楽しい!」。

「みんな一緒に」+「勉強する」
両方の楽しさを知った生徒たち

 ショートホームルーム後、校内放送が流れてくる。「生徒会からのお知らせです。掃除が終わり次第、勉強会をスタートしてください!」。

 同校は木・金曜日の7時間目以降を「スタディアワー」として、補習や追試、大学生インターンによる英検講座のほか、定期試験前は生徒会主導の「勉強会」を行う。10期生が3年前に発案したこの取り組みは、勉強を教えたい人・教わりたい人・教えたい教科・教わりたい教科の希望を生徒が出し、生徒会が取りまとめて、学習グループに割り振る。校内3〜4教室の至るところで机を寄せ合い、小さなグループが一斉に勉強する様は壮観だ。

 自分の勉強時間が削られる恐れはないのか、数学を教える3年男子に聞いてみる。「それはないです。過去の学習内容の振り返りになるので」。

 一方、初対面の先輩に対し、1年生は「先生より気軽に質問できて、わかりやすい」、「私たちがこれから受けるテストを全部経験しているので、出題ポイントを教えてもらいました」と嬉しそうだ。3年女子も「先輩から教わった『効率的に勉強するワザ』は今も役立っています」とのこと。彼女が教える国語文法は得意分野。「自分でも理解が曖昧な部分は、人に教えるためにしっかり調べます。完璧に理解できると快感」。

 改めて教室を眺めると、教える側も説明のために真剣に勉強する。中学校教頭・瀧上雅彦先生は、精神面での生徒の変化を見て取る。

 「教える難しさや『わかった』と言われる喜びを知り、教わるほうも憧れと感謝を抱く。互いに勉強を楽しみ、生き生きしている姿を見ると、嬉しくなりますね」

 終了後も教室では同学年で教え合い、廊下では3学年が混ざって談笑をしている。桜陵祭(体育大会)では、全学年参加の「ロックソーラン節」の振り付けや動きを先輩がつきっきりで後輩に教えるのが習わしだ。

 瀧上先生は手応えを語る。「学校の歴史といえる『人のつながり』ができつつある。次の課題は、日大三島生として公で表現できる『社会性』を彼ら自身が気づき、育てること。それが中学段階に身に付けたい人間力です」。

 中学校開校14年目。新しい日大三島生像をいま生徒自身が創り始めている。

 
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